8/28(土)サイエンスカフェ「教師が生徒に最速でプリントを配り切る方法を考える」(オンライン)
発表内容
教師が生徒に最速でプリントを配り切る方法を考える
発表者 : じゅんさん、Shiki
問 : 全自動プリント配りマシンの最適化
Aさんの高校では毎年クラス対抗のロボコンが開催される。
今年のお題はプリントを配るマシンである。
7×6に並んだ机に、机上にない42枚のプリントの束から、一枚ずつ配り終えるまでの時間を争う。
Aさんのクラスでは大会前日に無事マシンを完成させた。
その仕様は以下の通りである。
- 最前列の前だけ左右に動ける教師マシン1台と各机に配置された生徒マシン42台がある
- 各マシンは任意の枚数を数えてプリントを二つに分けられる
- 各マシンは二つに分けたプリントの片方を、自身の前後左右の机のマシンに受け渡せる
- 数える操作と受け渡す操作を同時に行うことはできない、受け取りながら渡すこともできない
各操作の速度を可能な限り向上させた結果、1枚数えるために1秒、
マシン間の受け渡しに2秒、教師マシンの左右移動は一瞬で完了するようになった。
試運転してみたところ(下図参照)、65秒で配り終えることができた。
Aさんは中々良い成績ではないかと手ごたえを感じていたが、
事情通のBさんから、隣のクラスでは50秒台の記録が出たらしいという噂を聞く。
今更マシンの機能や性能の向上を図ることは難しい。
どうにか配り方を工夫してタイムを縮められないだろうか。
この問題は、私が高校生の頃にもっと効率良くプリントを
配る方法がないものかと疑問に思って作った問題です。
以前えむしーじじょうさんで紹介したところ、
Shikiさんに解いて頂いて、今回その解法まで伺えることになりました。
私自身がどう考えて答えに辿り着いたかも併せて発表します。
今回の発表は、あくまでも上記の問題設定を前提とした上での話です。
より現実的なモデルや配り方は色々考えられると思いますので、
これを機に、皆さんもどんな配り方をすると良いか、考えてみてはいかがでしょうか。
アーカイブ (解答)
アーカイブ動画(YouTube)
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YouTubeのライブ配信(有料)によるオンラインイベントのお知らせです。
今回は共同発表です!
昨年出題された、じゅんさんのオリジナルの問題「プリント配り(仮)」の解答編をじゅんさんと私(Shiki)が発表いたします。共同発表を書きましたが、互いにどうのように問題と解いたのかを当日まで見せない形で発表いたします。はたして、同じ解き方なのか、それとも全然違う解き方なのか。当日が楽しみです。
発表概要に問も載せていますので、時間のある方はぜひ問題に挑戦してみてください。
スケジュール
2021年8月28日(土)
- 13:50~14:00
- 配信開始、準備
- 14:00~15:00
- 教師が生徒に最速でプリントを配り切る方法を考える
- 15:00~15:30
- 雑談(予備時間)
参加方法
1: 下のボタンから「サイエンスカフェ / Science Cafe」を選択し、メンバー登録を行って下さい。
2: イベント当日に下のボタンまたはチャンネルページのコミュニティ からご参加下さい。
お楽しみに~(*´∀`)/