2017年ノーベル賞発表!
今年も毎年恒例のノーベル賞が発表されましたが、日本人が関わった以下の部門については、良くニュースで耳にする機会がありましたね。
ノーベル平和賞
ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)
広島県原爆被害者団体協議会も、核廃絶を求める300万近い署名を議長に提出している報道が世間を賑わせてました。
ノーベル文学賞
** カズオ・イシグロさん ** TBS系でドラマ化された「わたしを離さないで」私も観ました!
ノーベル物理学賞
「重力波の検出」 ライナー・ウェイス教授、バリー・バリッシュ教授、キップ・ソーン教授 重力波の観測に成功した「LIGO」に参加している日本人研究者(新井宏二上席研究員)の功績を称えるニュースが多かったですね。 受賞者が日本人とかかわらないと一気に報道が少なく、サイエンス好きとしては寂しいので他部門の受賞内容についても調べてみました。
ノーベル生理学賞
「 概日リズムを制御する分子メカニズムの発見 」 ジェフリー・ホール教授、マイケル・ロスバッシュ教授、マイケル・ヤング教授 地球上の多くの生物は、太陽の動きに合わせて約24時間のリズムで活動する。1984年、この体内時計をつかさどる遺伝子をショウジョウバエで発見し、その仕組みを分子レベルで解明した研究に授与されました。
ノーベル化学賞
「 生体分子の画像化を単純化し改善したクライオ電子顕微鏡法の開発 」 ジャック・デュボシェ教授、ヨアヒム・フランク教授、リチャード・ヘンダーソン教授 クライオ電子顕微鏡は、たんぱく質などを急速に冷却することで、高解像度で観察できるというものです。従来のX線構造解析が、真空中での計測、核磁気共鳴が水中であるものの解像度が低いというデメリットをクリアした画期的な計測手法の開発に対して授与されました。
ノーベル経済学賞
「 行動経済学の貢献 」 リチャードセイラー教授 人は利益を最大化するため合理的な計算に基づき行動する従来の経済学に、人の心理的な側面が経済に与える影響を考慮した研究に対して授与されました。